最終更新: 2026-06-12
入居一時金とは
有料老人ホームの入居一時金の仕組み(初期償却・償却期間)、退去時の返還ルール、入居一時金0円プランとの比較の考え方を解説します。
入居一時金は「家賃の前払い」
入居一時金は、想定居住期間分の家賃の一部を前払いする費用です。支払うことで月額のうち家賃部分が抑えられます。金額は0円から数千万円まで施設によって大きく異なります。
重要なのが償却の仕組みです。入居時に一定割合(初期償却。例: 30%)がその時点で施設のものになり、残りが償却期間(例: 5年)をかけて毎月少しずつ償却されます。
退去・死亡時の返還ルール
契約前に「初期償却の割合」「償却期間」「返還金の計算式」の3点を重要事項説明書で必ず確認しましょう。保全措置(施設が倒産した場合に500万円まで保全)の有無も確認ポイントです。
- 償却期間内に退去した場合: 未償却分が返還される
- 初期償却分は短期間で退去しても返還されない(ここがトラブルになりやすい)
- 入居後90日以内の解約は、クーリングオフ類似の制度で原則全額返還(滞在費等を除く)
一時金プランと0円プラン、どちらが得?
同じ施設で両プランがある場合、損益分岐はおおむね「想定居住期間」で決まります。長く住むほど一時金プランが有利、短いほど0円プランが有利という構造です。
ご本人の状態やご資金の流動性(まとまったお金を施設に固定してよいか)によっても判断が変わります。施設ごとの試算はご相談いただければ一緒に行います。
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