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最終更新: 2026-07-19

ケアハウスとサ高住の違いとは

ケアハウスとは、所得に応じて事務費が変わる軽費老人ホームの一類型です。サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは、安否確認と生活相談が付いた高齢者向け賃貸住宅です。運営主体・費用構造・介護の受け方・住み替えやすさの違いを比較し、選び方の目安を整理します。

この記事の要点

  • ケアハウス(軽費老人ホーム)は所得に応じて事務費が段階的に変わり月額7万〜15万円前後、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)は所得にかかわらず月額10万〜25万円前後が目安です(2026年時点)
  • 運営主体は、ケアハウスが地方公共団体や社会福祉法人など公的色の強い主体が中心、サ高住は多くが民間事業者という違いがあります
  • 介護の受け方はどちらも一般型(自立型)と介護型の2段階構造で共通し、一般型は外部サービスを1〜3割負担の従量制で利用し、介護型は職員が要介護度ごとの定額で提供します
  • 入居時の初期費用は、ケアハウス一般型の保証金が0〜30万円程度、サ高住の敷金が家賃の2〜3カ月分が目安で、入居審査の重さにも差があります
  • 所得が低く自立〜要介護1・2程度ならケアハウス、資産に余裕がありサービスの選択肢を広げたいならサ高住が向くなど、所得と資産の状況で選び方の目安が変わります

ケアハウスとサ高住は何が違いますか?

結論ケアハウスとサ高住の最大の違いは運営主体と費用の決まり方です。ケアハウス(軽費老人ホーム)は60歳以上を主な対象に社会福祉法人などが運営し所得に応じて費用が変わるのに対し、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)も60歳以上を主な対象に民間事業者が中心となって運営し、所得にかかわらず家賃が一定です。

ケアハウスとは、老人福祉法にもとづく軽費老人ホームの一類型で、自立した生活に不安がある60歳以上の高齢者が、所得に応じた比較的低い料金で食事や見守りを受けながら暮らせる住まいです。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、高齢者住まい法にもとづき、安否確認(状況把握)と生活相談のサービスが付いた、バリアフリー構造の高齢者向け賃貸住宅です。どちらも自立〜軽度の要介護の方を主な対象とする、比較的自由度の高い住まいという共通点があり、費用を抑えながら見守りのある暮らしを求める方の候補として、並んで検討されがちです。

一方で、根拠となる法律や運営主体、所得と費用の関係、契約の形など、成り立ちの部分は大きく異なります。名前も響きも似ているため混同されやすいのですが、この記事では両者を正面から比較し、ご自身やご家族に合うのはどちらかを判断できるように整理します。それぞれの入居条件や費用のより詳しい内容は、「ケアハウスとは」「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは」の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

運営主体と入居条件はどう違いますか?

結論ケアハウスは地方公共団体や社会福祉法人が中心の公的色の強い運営で、一般型は60歳以上、介護型は原則65歳以上・要介護1以上が対象です。サ高住は多くが民間事業者の運営で、60歳以上または要介護・要支援認定を受けた60歳未満の方が対象です。

ケアハウス(軽費老人ホーム)は、地方公共団体や社会福祉法人が運営の中心で(介護型は医療法人などにも認められています)、国の基準(軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準)に沿って運営される、公的色の強い施設です。入居条件は、一般型(自立型)が60歳以上(夫婦はどちらか一方が60歳以上)で自炊など自立した生活に不安がある方、介護型(特定施設)が原則65歳以上・要介護1以上の方です。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、国土交通省と厚生労働省が共同で所管する登録制度の住まいで、運営の多くは民間事業者です(社会福祉法人や医療法人が運営する住宅もあります)。入居条件は60歳以上の方、または要介護認定・要支援認定を受けている60歳未満の方で、こちらにも生活支援中心の一般型と、特定施設入居者生活介護の指定を受けた介護型があります。

所得の扱いにも違いがあります。ケアハウスは所得に応じて月々の事務費が段階的に変わる仕組みがありますが、入居の可否自体に所得の制限はありません。サ高住は所得にかかわらず、住宅ごとに定められた家賃を支払う仕組みです。「ケアハウスは所得が低くないと入居できない」と誤解されることがありますが、正確には所得が費用に反映されるだけで、入居条件そのものではない点は押さえておきたいポイントです。

項目ケアハウス(軽費老人ホーム)サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)
根拠となる法令老人福祉法(軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準)高齢者住まい法(高齢者の居住の安定確保に関する法律)
運営主体地方公共団体・社会福祉法人が中心(介護型は医療法人等も可)多くは民間事業者(社会福祉法人・医療法人の例もあり)
対象年齢一般型は60歳以上/介護型は原則65歳以上60歳以上(要介護・要支援認定があれば60歳未満も可)
要介護度の目安一般型は自立〜軽度/介護型は要介護1以上一般型は自立〜要介護1・2程度が中心/介護型は要介護1以上
所得による違い事務費が所得に応じた段階制(低所得者ほど軽減)家賃は所得にかかわらず住宅ごとに一定
入居の所得制限なしなし

厚生労働省「軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準」、国土交通省・厚生労働省のサービス付き高齢者向け住宅登録制度資料等をもとに作成(2026年時点)。細かな要件は施設・住宅ごとに異なります。

費用はどちらが安いですか?初期費用と月額を比較

結論目安として、ケアハウスは月7万〜15万円前後、サ高住は月10万〜25万円前後です。所得が低いほどケアハウスが割安になりやすく、所得が高い方や設備を重視する方はサ高住との総額の差が縮まる傾向があります。

ケアハウスの月額費用は、事務費(サービス提供費)・生活費(食費など)・居住費(家賃相当)の3つで構成され、事務費に所得に応じた公的補助が入るため、収入が少ない方ほど合計額が下がります。合計の目安は月7万〜15万円前後です。初期費用は、一般型で保証金0〜30万円程度、介護型で入居一時金(0〜数百万円)が必要になる場合があります。

サ高住の月額費用は、家賃・共益費・状況把握や生活相談のサービス費に、食費などの生活費を加えた合計で、10万〜25万円前後が目安です。所得による軽減はなく、住宅の立地やグレードによって金額の幅が大きくなります。初期費用は敷金(家賃の2〜3カ月分)が中心で、権利金・礼金・更新料の受領は法律で禁止されています。

どちらも、住民税非課税世帯の食費・居住費を軽減する補足給付(負担限度額認定)の対象外という共通点があります。補足給付は特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)、介護医療院、ショートステイなど介護保険施設が対象で、ケアハウスとサ高住はどちらも介護保険施設ではないためです。「ケアハウスなら軽減制度が使える」と思い込んで資金計画を立てると、想定より負担が重くなることがあるため注意が必要です。

費用項目ケアハウスサ高住
初期費用保証金0〜30万円程度(一般型)/入居一時金0〜数百万円(介護型)敷金0〜数十万円(家賃の2〜3カ月分が目安)
月額の目安(基本費用+生活費)事務費+生活費+居住費で月7万〜15万円前後家賃+共益費+サービス費+食費等で月10万〜25万円前後
費用が所得で変わるか事務費が所得に応じて段階的に変動変動なし(住宅ごとに一定)
介護サービスの自己負担一般型は外部サービスの1〜3割負担/介護型は要介護度ごとの定額一般型は外部サービスの1〜3割負担/介護型は要介護度ごとの定額
補足給付(食費・居住費の軽減)対象外(介護保険施設ではないため)対象外(介護保険施設ではないため)

2026年時点の一般的な目安(自己負担割合1〜3割を想定)。厚生労働省の軽費老人ホーム徴収基準、国土交通省のサービス付き高齢者向け住宅登録データ等をもとにした概算で、地域・施設・要介護度により変動します。

介護が必要になったときのサービスの受け方はどう違いますか?

結論ケアハウスもサ高住も、介護の受け方は一般型(自立型)と介護型の2段階で共通しています。一般型は外部の訪問介護などを個別契約し、介護型は特定施設入居者生活介護の指定を受けた施設の職員が定額で提供します。

意外と知られていませんが、ケアハウスとサ高住は、介護サービスの提供の仕組みがほぼ共通しています。どちらも、生活支援が中心の一般型(自立型)と、介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けた介護型に分かれ、一般型では訪問介護(ホームヘルプ)や通所介護(デイサービス)を外部の事業者と個別に契約し、使った分の1〜3割を自己負担します。ケアプランの作成は、要介護の方はケアマネジャー(自己負担なし)、要支援の方は地域包括支援センターが担当します。

介護型は、施設・住宅の職員が食事・入浴・排せつの介助を直接行い、介護保険の自己負担は要介護度ごとの定額です。ただし介護型はどちらも施設・住宅数が少数派で、ケアハウスの介護型は軽費老人ホーム全体でも数が限られ、サ高住の介護型は登録住宅全体の1割弱にとどまります。介護型を希望する場合は、一般型より早めの情報収集が欠かせません。

区分ケアハウスサ高住
一般型(自立型)の介護外部の訪問介護・通所介護を個別契約(1〜3割負担)外部の訪問介護・通所介護を個別契約(1〜3割負担)
介護型(特定施設)の介護施設の職員が要介護度ごとの定額で提供住宅の職員が要介護度ごとの定額で提供
介護型の位置づけ軽費老人ホーム全体の中でも少数派登録住宅全体の1割弱
ケアプラン作成要介護はケアマネジャー/要支援は地域包括支援センター(自己負担なし)要介護はケアマネジャー/要支援は地域包括支援センター(自己負担なし)

厚生労働省 介護サービス情報公表システム「特定施設入居者生活介護」等をもとにした2026年時点の整理です。介護型の割合は概数です。

入居審査の厳しさや期間に違いはありますか?

結論ケアハウスは収入申告や健康診断書、面接や判定会議を経て入居が決まり、待機が生じることもあります。サ高住は一般の賃貸住宅に近い審査で、空きがあれば数週間〜1か月程度で契約に進めることが多くなっています。

ケアハウスは、各施設への直接申込みが基本で、申込書に加えて健康診断書・収入申告の書類を提出し、本人との面接や施設内の判定会議を経て入居の可否が決まります。収入の申告が必須なのは、その内容が事務費の金額に直結するためです。人気の地域や介護型では、空きが出るまでの待機が発生することも珍しくなく、空きがあれば1〜2か月程度で入居できることもあれば、待機が数か月〜数年に及ぶこともあります。

サ高住は建物賃貸借契約で入居するため、審査の中身も一般の賃貸住宅に近く、本人確認や緊急連絡先・保証人(または保証会社)の確認が中心です。収入証明の提出を求める住宅は少なく、空きがあれば数週間〜1か月程度で契約から入居まで進む住宅が多いのも特徴です。ただし介護型や人気の住宅、二人入居用の住戸などは、順番待ちになる場合もあります。

ご自身やご家族の状況でどちらが早く入居できそうか迷ったときは、相談員が無料で目安をお調べします。

  • ケアハウスの審査: 申込書・健康診断書・収入申告書を提出し、面接や判定会議を経て入居が決まる仕組み
  • サ高住の審査: 賃貸借契約に準じた審査(本人確認・保証人や保証会社の確認が中心)で、収入証明は不要な住宅が多い

住み替えのしやすさはどちらが上ですか?

結論契約形態の違いから、サ高住のほうが住み替え・退去の自由度は高い傾向があります。サ高住は敷金家賃2〜3カ月分の賃貸借契約、ケアハウスは保証金を伴う利用契約で、退去時の精算方法も異なります。

サ高住は一般の賃貸住宅と同じ建物賃貸借契約で入居するため、借地借家法にもとづく居住の権利があり、敷金(家賃の2〜3カ月分)を精算すれば比較的スムーズに退去・住み替えができます。権利金・礼金・更新料の受け取りは高齢者住まい法で禁止されており、初期費用の負担が軽い分、住み替えの金銭的なハードルも低めです。

ケアハウスは老人福祉法にもとづく利用契約で入居し、一般型では保証金(0〜30万円程度)、介護型では入居一時金を支払います。退去時は契約に定められた精算方法にもとづき保証金などが返還されますが、次の住まいへ移る場合もあらためて申込みから面接・判定という手続きを経るため、サ高住に比べると住み替えの機動力はやや劣る傾向があります。もっとも、これは一度所得に応じた低い費用で入居できれば、長く同じ場所で暮らし続けやすいという安定感の裏返しでもあります。

項目ケアハウスサ高住
契約形態利用契約(老人福祉法にもとづく)建物賃貸借契約(借地借家法で保護)
初期費用の位置づけ保証金0〜30万円程度(一般型)/入居一時金(介護型)敷金(家賃の2〜3カ月分が目安)
権利金・礼金・更新料施設ごとの規程による受領禁止(高齢者住まい法)
住み替え・退去の手続き退去時に保証金等を精算。次の住まいは改めて申込みが必要退去時に敷金を精算。比較的スムーズに次の住まいへ移りやすい

契約形態は老人福祉法・高齢者住まい法にもとづく一般的な整理です(2026年時点)。実際の返還条件は施設・住宅の契約書によります。

居室の広さや設備に違いはありますか?

結論居室面積の基準は、ケアハウスが原則21.6平方メートル以上、サ高住が原則25平方メートル以上(共用部が充実する場合は18平方メートル以上)です。浴室は、ケアハウスは共用が中心、サ高住は各戸に備える住戸もあります。

ケアハウスの居室は、単身用でおおむね21.6平方メートル以上が基準とされ、ミニキッチンやトイレ、緊急通報装置を備えるのが一般的です。浴室は共同浴室のみという施設が多く、個浴(専用浴室)を備える住宅と比べると設備の面で簡素に感じられることがあります。

サ高住の居室は、原則25平方メートル以上(食堂などの共用部が充実している場合は18平方メートル以上)が基準で、各居室にトイレ・洗面を備えるのが基本です。住宅によってはキッチンや浴室まで備えた住戸もあり、一般的にケアハウスより居室が広く、自炊や個浴がしやすい仕様の住戸が多い傾向があります。ただし、その分だけ月額費用にも差が出やすい点とあわせて考える必要があります。

項目ケアハウスサ高住
居室の広さの基準原則21.6平方メートル以上原則25平方メートル以上(共用部充実なら18平方メートル以上)
トイレ・洗面居室に設置居室に設置(基本)
キッチンミニキッチンが一般的住戸によりフルキッチンを備える場合も
浴室共同浴室が中心(施設による)個浴を備える住戸もある(住宅による)

厚生労働省「軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準」、高齢者住まい法の登録基準等にもとづく2026年時点の整理です。実際の設備は施設・住宅により異なります。

結局、自分にはどちらが向いていますか?

結論所得が低く、自立〜要介護1・2程度で費用を抑えたい方はケアハウス、資産に余裕があり住宅の選択肢やサービスの幅を広げたい方はサ高住が向く傾向があります。

ケアハウスが向く方は、年金収入が中心で所得に応じた事務費の軽減を受けたい方、自立〜要介護1・2程度でひとり暮らしに不安が出てきた方、多少の待機期間があっても費用を優先したい方です。所得が低いほど事務費が軽くなる仕組みのため、年金収入だけで暮らしを組み立てたい方に現実的な選択肢になります。

サ高住が向く方は、所得にかかわらず住宅の立地や設備、居室の広さにこだわりたい方、外部の訪問介護など使うサービスを自分で選びたい方、賃貸借契約による住み替えのしやすさを重視したい方です。資産に余裕があり、選択肢を広く比較したうえで住まいを決めたい方に向いています。

介護の窓口の相談現場では、「費用が近いからケアハウスとサ高住のどちらでもいいと思っていたが、実際に調べると入居審査の重さや住み替えのしやすさがまったく違って驚いた」というお声をよくお聞きします。月額の数字だけで比べず、所得による費用の変わり方と、2〜3年後に介護度が上がったときにどこまで対応できるかまで含めて比較することをおすすめします。

  • ケアハウスが向く方: 所得が低く年金収入が中心/自立〜要介護1・2程度/待機期間があっても費用を優先したい
  • サ高住が向く方: 資産に余裕がある/住宅の設備や立地にこだわりたい/賃貸借契約の住み替えやすさを重視したい

さらに詳しく知りたいときはどうすればいいですか?

結論ケアハウス、サ高住それぞれの入居条件や費用のより詳しい内容は個別記事で解説しています。関西4府県にお住まいなら、無料相談で空き状況を確認できます。

ケアハウスの入居条件・費用・デメリットの詳しい解説は「ケアハウスとは」の記事で、サ高住の見守りサービスの内容や有料老人ホームとの違いは「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは」の記事で、それぞれ詳しく解説しています。介護が重くなったときの選択肢として、特別養護老人ホーム(特養、原則要介護3以上が対象)や、住宅型有料老人ホーム(自立〜要介護の方が対象で、食事・生活支援付き、介護は外部契約が基本)もあわせて検討すると、比較の幅が広がります。

所得や資産の状況、将来の介護度の変化まで含めて比較すると、ケアハウスとサ高住のどちらが合うかが見えやすくなります。関西4府県(大阪・兵庫・京都・奈良)にお住まいの方は、相談員が無料でケアハウス・サ高住の空き状況や費用感をお調べします。エリア外にお住まいの方は、お近くの地域包括支援センターにご相談ください。

よくある質問

一言でいうと、ケアハウスとサ高住の違いは何ですか?

一言でいうと、ケアハウスは所得に応じて事務費が変わる社会福祉法人など運営の住まい、サ高住は所得にかかわらず家賃が一定の民間事業者中心の賃貸住宅という違いです。

ケアハウスとサ高住はどちらが費用を抑えられますか?

所得が低い方ほどケアハウスの事務費が軽くなるため、年金収入が中心の方はケアハウスのほうが総額を抑えやすい傾向があります。ただし対象収入が一定額(310万円)を超えると事務費の補助がなくなり、サ高住との差が小さくなることもあるため、ご自身の年金額や資産をもとに両方で試算しておくと安心です。

介護が必要になったら、ケアハウスとサ高住のどちらが安心ですか?

どちらも、外部サービスを使う一般型と、施設・住宅の職員が直接介護を行う介護型(特定施設)に分かれる仕組みは共通しています。介護型はどちらも施設・住宅数が少ないため、要介護1の認定を受けた時点など早めに情報収集を始めておくと、実際に必要になったときに動きやすくなります。

ケアハウスとサ高住の間で、あとから住み替えることはできますか?

制度上どちらへも住み替えは可能ですが、ケアハウスは退去時に保証金の精算と新規の申込み・面接が必要になり、サ高住は敷金を精算すれば比較的スムーズに住み替えられるなど、手続きの重さに違いがあります。契約書の退去条件は、入居前に必ず確認しておきましょう。

サ高住とケアハウスに、夫婦で一緒に入居できますか?

どちらも二人入居に対応できる場合があります。サ高住は本人が60歳以上(または要介護・要支援認定を受けた60歳未満)であれば配偶者は年齢を問わず同居でき、ケアハウスも夫婦のどちらか一方が60歳以上であれば申込める施設が多くなっています。二人用の住戸・居室は数が限られるため、早めの確認がおすすめです。

ケアハウスとサ高住は、所得や資産の基準で入居を断られることはありますか?

入居の可否を左右する所得・資産の制限はどちらもありませんが、ケアハウスは収入申告の内容が毎月の事務費に反映される仕組みのため、申込み時に収入がわかる書類の提出を求められます。サ高住は収入証明を求めない住宅が多い一方、保証人や保証会社の審査で契約可否が決まる点に留意しましょう。

参考(一次情報)

  • 厚生労働省「軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準」(平成20年厚生労働省令第107号)
  • 厚生労働省「軽費老人ホームの設備及び運営について」(事務費の徴収基準に関する通知)
  • 国土交通省・厚生労働省「サービス付き高齢者向け住宅の登録制度(高齢者の居住の安定確保に関する法律)」
  • 国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」
  • 厚生労働省 介護サービス情報公表システム「特定施設入居者生活介護」

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